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ダルビッシュの挑戦

  日本時間の19日午前7時に、日本ハムのダルビッシュ投手と、

 メジャーリーグ、テキサス・レンジャーズの移籍交渉期限を迎える。

  レ軍側は年棒850万ドルを提示し、ダル側は1500万ドルを、

 要求しているという。どのぐらいの年棒となるか楽しみではあるが、

  1000万ドルを超える年棒となれば、上出来かもしれない。

 年棒はともかくとして、ダルビッシュ投手がメジャーでどの程度まで

  通用するか、とても興味深い。

 現在の日本球界では、ダルビッシュ投手を打ち込める打者が殆ど

  いないーーと言っても過言ではないだろう。全てのバッターが彼に

 挑戦したがるが、打席に立つとその投球に歯が立たない。

  1試合にヒットは数えるほど。味方が1点取ればもう勝てるーーと

 思えるほど安心して見ていられる。

  5年連続防御率1点台という記録は伊達ではないし、日本球界の

 記録を見ても歴史に残る投手の一人と言えるだろう。

  彼の投球の一番の特徴は、非常に球離れが遅い事である。

 ほとんど顔の正面で球を切っている(球を放している)ように見える。

  球離れが遅いという事は、それまでのフォームがスムーズでなけ

 れば出来ないことであり、それだけ余計な力みが無い。

  球離れが遅ければ遅いほど、直球にスピードが乗り、変化球も鋭く

 曲がる。彼のストレートのスピードが155キロを超え、変化球が

  際立って切れるのも、そこに秘密がある。

 普通のピッチャーは、そこまで球を持ち切れないのだ。

  私も大学時代に投手経験があるが、その頃は投球のバックスイン

 グばかりを気にしていた。バックスイングで「投げてやるぞ!」と

  いう力みがあると、そこでためた力がフォローの最後まで続いて

 いかず、肝心のリリースの瞬間に力が入らない。

  リリース(球を放す事)が悪ければ、スピードもコントロールも

 球の切れ(球の延び)もつかない。

  投球の極意は「如何に球を放すか?」にあると言ってもよい。

 学生時代にその事に気づいていれば、私もメジャーに行けたかもし

  れないーーというのは冗談であるが、頭の悪い私はその事に気づ

 かなかった。

  ダルビッシュを迎えるレンジャーズの球団社長は、ノーラン・ライ

 アンといって、現役時代、彼もまたメジャー・リーグ史に残る大投手

  であった。通産5000三振以上奪取という記録は恐らく、

 彼がメジャーリーグ史上NO1のはずである。

  我々の学生時代、彼は全盛期でカリフォルニア・エンゼルスに

 所属し、「カリフォルニア超特急」と呼ばれていた。

  彼の投球の特色は、時速160キロ以上(100マイル)の剛速球と

 縦に大きく変化するカーブ(今のスライダーなど遠く及ばない変化を

  していた。)の2種類の組み立てだった。

 主にこの2種類の球種で5000以上の三振の山を築いて行った。

  そういうメジャー・リーグを代表する名投手が社長である球団に

 ダルビッシュ投手が入団する事に、何か不思議な因縁を感じるのは

  私だけだはないと思う。

 人生は出会いが大きく作用すると言われるが、ダルビッシュ投手に

  とってノーラン・ライアン社長との出会いが素晴らしいもので

 ある事を期待したい。

    
by tramasato | 2012-01-18 22:12


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