ダルビッシュの挑戦 2

  札幌でのダルビッシュ投手のファン感謝デーで、彼はこうコメントし

 ていた。「最近は試合前に相手から『このカードでは投げないでく

  れ!』とか、『とても、打てないよ!』と言われる様になった。」と。

 それで彼は「日本ではもう挑戦する気がしなくなってきた。」のだと

  言う。

 その相手は誰かは判らないが、少なくともプロの選手や監督、コー

  チが言うべき言葉ではない。恥ずべき発言である。

 プロとしての自覚や誇りがあるなら、たとえ打てない、勝てないとし

  ても真っ向から挑戦すべきである。あらゆる努力をしてみる事が必

 要だ。それで駄目なら仕方がないではないか?

  同じ事が、日本のプロ野球中継を見ていても感じられる。

 日本のプロ野球は見ていて面白くない。プレー一つ、一つにスピード

  感が無い。ピッチャーの投球間隔やバッターのスイング、走塁が

 メジャーリーグに比べると緩慢である。特に投球動作など、メジャー

  に比べ何か特殊な儀式をしている様にさえ見える。

 もちろん、外人に比較して日本人は筋力が劣っているーーという点

  もあるかもしれないが、必死でやっているという感じが殆ど無い。

 メジャーのプレイは真剣でスピーディーであり、見ていて気持ちがい

  い。選手が懸命にプレーしているのが、画面からも伝わって来る。

 日本のプロ野球中継では、そういう真剣さが全く伝わって来ない。

  間延びしたプレーを見てもしょうがないので、最近はあまり見なく

 なった。

  プレーをしている選手や監督、コーチ達も同様に真剣勝負を避け

 曖昧な行動に終始しているのだろうか?

  かつて野茂やイチロー達がメジャー・リーグへ行って成功を収め

 た。彼らは日本ではその時代、傑出した選手であった。イチローは

  メジャーでも傑出しているが、彼らは今のダルビッシュと同様に

 日本の球界に矛盾や無力感を感じる様になって、移籍して行ったの

  だと思う。

 日本人は周りと同じように生きる事を好む。一人だけ突出すると、

  その人物の行動を異端視する傾向がある。村意識と言うのか、

 島国根性とでも言うのか、適切な表現が思い当たらないがーー。

  ともかく考え方が狭い。

 そういう考え方に、ダルビッシュも飽き飽きしてきたのだろう。

  ダルビッシュには、思う存分活躍して欲しい。

  

 


  
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by tramasato | 2012-01-25 21:55


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