人気ブログランキング |

音程

   日本人は音程が悪いという。映画に出てくる外人は大抵歌がう

  まい。バックに音楽が流れていなくても音程が外れない。

   酒場などのシーンでは、よくその場にいるみんなで合唱してい

  る場面に出くわすが、総じて全員がよくハーモニーをとって

   歌っている。

  たとえプロでなくとも、そこそこ上手に歌って、また声量がある

   様に聞こえる。

  それに比べて日本人はどうだろうか?

   酒場で酔っぱらったおじさんが歌っているシーンを見かける事

  もよくあるが、ほとんど音程が外れてとても歌にならない様な

   場面ばかりである。

  先日も、日本では女性としては声量もあり、歌も上手いと思われ

   ているボーカリストが、アメリカでレコーディングしようと

  乗り込んで行ったが、何度挑戦してもOKが出なかったそうで

   ある。理由を聞いてみたら「音程が悪い。」のだという。

  日本ではプロとして通用している人間が、アメリカでは

   「音程が悪い」と判断されるのだから、一般の日本人のレベル

  も当然判りきっている。

   何故日本人は音程が悪いのだろうか?ーーと思ってオーディオ

  カフェを経営する友人に聞いてみた。

   友人曰く、「小さい時から歌う習慣が無いからーー。」

  確かに小学校では音楽の授業があるけれど、中学、高校と進学

   するにつれ、音楽の授業の頻度は激減していく。

  受験競争があるからである。

   一方、アメリカや他の外国では、日曜日に教会へ行って礼拝を

  する習慣が伝統的に続いているので、その際歌われる讃美歌が

   効果を発揮しているのだという。

  大人になっても、週一回は歌う機会があるから、上手なので

   ある。讃美歌は当然コーラスであるから、みんなでハモる

  練習もしている訳だ。だから突然酒場で誰かが歌い出しても

   居合わせた全員が簡単にコーラスしてしまう。

  ハモるという事は、お互い音程がしっかりしていなければ

   出来ない。

  宗教心の殆ど無い日本人は、週一回礼拝もしないし、コーラスも

   しない。

  だから、歌は上手くならない。たとえ宗教心があって、念仏を

   いくら唱えたとしても、歌が上手くはならないだろう。

  そういう歌の基礎を養う習慣が、日本人の生活には欠けている

   のだろう。




   

  
by tramasato | 2012-02-10 16:10


<< 今年の冬は寒い      めまい >>