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 ダルビッシュの挑戦 2

  札幌でのダルビッシュ投手のファン感謝デーで、彼はこうコメントし

 ていた。「最近は試合前に相手から『このカードでは投げないでく

  れ!』とか、『とても、打てないよ!』と言われる様になった。」と。

 それで彼は「日本ではもう挑戦する気がしなくなってきた。」のだと

  言う。

 その相手は誰かは判らないが、少なくともプロの選手や監督、コー

  チが言うべき言葉ではない。恥ずべき発言である。

 プロとしての自覚や誇りがあるなら、たとえ打てない、勝てないとし

  ても真っ向から挑戦すべきである。あらゆる努力をしてみる事が必

 要だ。それで駄目なら仕方がないではないか?

  同じ事が、日本のプロ野球中継を見ていても感じられる。

 日本のプロ野球は見ていて面白くない。プレー一つ、一つにスピード

  感が無い。ピッチャーの投球間隔やバッターのスイング、走塁が

 メジャーリーグに比べると緩慢である。特に投球動作など、メジャー

  に比べ何か特殊な儀式をしている様にさえ見える。

 もちろん、外人に比較して日本人は筋力が劣っているーーという点

  もあるかもしれないが、必死でやっているという感じが殆ど無い。

 メジャーのプレイは真剣でスピーディーであり、見ていて気持ちがい

  い。選手が懸命にプレーしているのが、画面からも伝わって来る。

 日本のプロ野球中継では、そういう真剣さが全く伝わって来ない。

  間延びしたプレーを見てもしょうがないので、最近はあまり見なく

 なった。

  プレーをしている選手や監督、コーチ達も同様に真剣勝負を避け

 曖昧な行動に終始しているのだろうか?

  かつて野茂やイチロー達がメジャー・リーグへ行って成功を収め

 た。彼らは日本ではその時代、傑出した選手であった。イチローは

  メジャーでも傑出しているが、彼らは今のダルビッシュと同様に

 日本の球界に矛盾や無力感を感じる様になって、移籍して行ったの

  だと思う。

 日本人は周りと同じように生きる事を好む。一人だけ突出すると、

  その人物の行動を異端視する傾向がある。村意識と言うのか、

 島国根性とでも言うのか、適切な表現が思い当たらないがーー。

  ともかく考え方が狭い。

 そういう考え方に、ダルビッシュも飽き飽きしてきたのだろう。

  ダルビッシュには、思う存分活躍して欲しい。

  

 


  
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by tramasato | 2012-01-25 21:55

ダルビッシュの挑戦

  日本時間の19日午前7時に、日本ハムのダルビッシュ投手と、

 メジャーリーグ、テキサス・レンジャーズの移籍交渉期限を迎える。

  レ軍側は年棒850万ドルを提示し、ダル側は1500万ドルを、

 要求しているという。どのぐらいの年棒となるか楽しみではあるが、

  1000万ドルを超える年棒となれば、上出来かもしれない。

 年棒はともかくとして、ダルビッシュ投手がメジャーでどの程度まで

  通用するか、とても興味深い。

 現在の日本球界では、ダルビッシュ投手を打ち込める打者が殆ど

  いないーーと言っても過言ではないだろう。全てのバッターが彼に

 挑戦したがるが、打席に立つとその投球に歯が立たない。

  1試合にヒットは数えるほど。味方が1点取ればもう勝てるーーと

 思えるほど安心して見ていられる。

  5年連続防御率1点台という記録は伊達ではないし、日本球界の

 記録を見ても歴史に残る投手の一人と言えるだろう。

  彼の投球の一番の特徴は、非常に球離れが遅い事である。

 ほとんど顔の正面で球を切っている(球を放している)ように見える。

  球離れが遅いという事は、それまでのフォームがスムーズでなけ

 れば出来ないことであり、それだけ余計な力みが無い。

  球離れが遅ければ遅いほど、直球にスピードが乗り、変化球も鋭く

 曲がる。彼のストレートのスピードが155キロを超え、変化球が

  際立って切れるのも、そこに秘密がある。

 普通のピッチャーは、そこまで球を持ち切れないのだ。

  私も大学時代に投手経験があるが、その頃は投球のバックスイン

 グばかりを気にしていた。バックスイングで「投げてやるぞ!」と

  いう力みがあると、そこでためた力がフォローの最後まで続いて

 いかず、肝心のリリースの瞬間に力が入らない。

  リリース(球を放す事)が悪ければ、スピードもコントロールも

 球の切れ(球の延び)もつかない。

  投球の極意は「如何に球を放すか?」にあると言ってもよい。

 学生時代にその事に気づいていれば、私もメジャーに行けたかもし

  れないーーというのは冗談であるが、頭の悪い私はその事に気づ

 かなかった。

  ダルビッシュを迎えるレンジャーズの球団社長は、ノーラン・ライ

 アンといって、現役時代、彼もまたメジャー・リーグ史に残る大投手

  であった。通産5000三振以上奪取という記録は恐らく、

 彼がメジャーリーグ史上NO1のはずである。

  我々の学生時代、彼は全盛期でカリフォルニア・エンゼルスに

 所属し、「カリフォルニア超特急」と呼ばれていた。

  彼の投球の特色は、時速160キロ以上(100マイル)の剛速球と

 縦に大きく変化するカーブ(今のスライダーなど遠く及ばない変化を

  していた。)の2種類の組み立てだった。

 主にこの2種類の球種で5000以上の三振の山を築いて行った。

  そういうメジャー・リーグを代表する名投手が社長である球団に

 ダルビッシュ投手が入団する事に、何か不思議な因縁を感じるのは

  私だけだはないと思う。

 人生は出会いが大きく作用すると言われるが、ダルビッシュ投手に

  とってノーラン・ライアン社長との出会いが素晴らしいもので

 ある事を期待したい。

    
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by tramasato | 2012-01-18 22:12

 バンド日記 1 「スローナンバーは難しい」

  2月中に第1回目の公演をしようーーという事でバンドの練習は

 始まった。1曲目はキャロルの「ルイジアンナ」、2曲目はワイル

  ド・ワンズの「想い出の渚」となり、3曲目は演奏する会場が

 ダンスホールなので、せっかく来ているお客さんの為にとチーク

  ダンス用のスローナンバーを演奏する事になった。

1,2曲目はロックナンバーなので、テンポも速く、演奏やボー

  カルのオリジナルの技量もさほど高くなく、簡単に言えば

 誤魔化しも効く。

  ところが、スローナンバーはそうは行かない。

 歌い手や演奏者の腕前が、まともに出てしまう。

  私自身もスローナンバーを歌う時には、細心の注意をする様に

 している。音程はもちろん、リズム、声の強弱など、その歌の

  持っている背景を考えて、それを出来るだけ忠実に表現できる

 ようにしようと努力している。まだとても充分と言える段階では

  ないがーー。

 演奏にしても同じ事だ。スローナンバーでは演奏者の腕前が

  はっきりと出てしまう。

  チークダンス用のナンバーは、有名な曲が多い。

 映画音楽や、ジャズのスタンダードなどバックの演奏者も

  超一流のプレイヤーが揃っている。

 従って、演奏のレベルも素人の演奏者が簡単に出来るようなもの

  ではない。

 カラオケではないから、メロディラインをなぞって行く必要は

  ないが、ボーカルの合間の間奏もしっかりしていないと

 全く歌にならなくなってしまうだろう。

  場末とはいえ、少なくともお金を払って会場にいる客に聞かせ

 るのであれば、へたな演奏やボーカルでは失礼になるし、

  繰り返し公演するのはまず無理だろう。

 ピアノもギターもドラムスも全て同様だ。

  ボーカルは言うまでもない。

 ドラム担当者がふと呟いた。「ちょっとしたミスでも、すぐに

  お客さんに判ってしまいますね!」

 その通りなのだ。

  前途多難である。

 

  

  
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by tramasato | 2012-01-12 15:04