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雪降ろし

久しぶりで雪降ろしをした。しばらく雪降ろしはしたくなかった。と言うのも数年前に雪降ろしを

 3日ほど連続して続けた後で、眩暈を起こして診療を休んでしまった事があったからだ。

その頃は 「自分はまだ若く体力も十分ある!」と思っていたし、トレーニングも20年近く続けて

 いたので、自分の体に自信をもっていた。「雪降ろしの3日ぐらい平気だろう。」と甘い考え

だった。それが4日目の朝に眩暈を起こして起き上がれなくなって、診療を休んでしまった。

 そういう苦い経験があったので、雪降ろしをする気がしなくなり、それをきっかけに自分の

年齢というものを考える様になった。たまたまトレーニングでケガをすることも多くなったので、

 無理をしなくなった。

ところが、一昨年から毎冬続いている大雪で、各地で木造の建物が多数倒壊する事故が頻繁に

 起こり、また昨年の四月には母屋の煙突が倒れ、駐車場のフェンスを壊してしまう事態になっ

て、物置や車庫の屋根の雪が気になりだした。物置も作ってから20年ぐらいは経っている木造

 なので、雪で屋根が壊れたりする可能性はある。

仕方なく、無理をせずに少しずつ雪降ろしをして行く事にした。

 物置の屋根に上がってみると、雪は私の胸の高さまである。かなり広い建物なので、一回で

すべての雪を下そうとすれば、数時間はかかるだろう。長時間の作業で風邪をひくのは馬鹿

 らしい。そこで3分の1ずつ下すことにした。

3分の1なら1時間以内で終了できる。くれぐれも無理は禁物。3分の1ずつを3日間かけて

 下せば作業は終わるのである。それでいいじゃないか!

雪降ろしにもコツがあって、最初の内それを思い出すのに少し時間がかかったが、慣れると

 スムーズに作業は進んだ。

先々週の土曜日と今週の土日で、作業は無事終了。

 今週からは車庫の屋根の雪下ろしに取り掛かっている。これも3日間で終わるだろう。

最近は物事に取り組むのに、あまり急がなくなった。急いでもすぐに結論が出る事は少ない

 からだ。ただし、一度取り組んだら努力し続ける事だけは忘れない様にしている。

普段の努力を継続することが、良い結果に繋がっていくーーという事が判って来た様な

 気がする。
 



 
by tramasato | 2013-01-27 19:14

  吹雪

正月は札幌で過ごし、3日に旭川に帰る事にした。早めに帰ろうとして指定券を変更しようと緑の

 窓口へ行くと、列車が12時まで運休だという。1時半の特急なら動くだろうーーというので、

その列車に変更してデパートに妻と連れ立って行った。いつもの喫茶店でコーヒーを買い、

 食事を済ませてから駅に向かった。駅に着くとまだ列車は運休しており、動き出すのは午後4

時ごろになるという。指定券の払い戻しを受け、自由席券だけ持って運転再開を待つことにした。

 4時ごろまで駅周辺をうろうろし、再び改札前に行くと、午後5時からようやく運転を再開すると

いうことになった。4時50分に改札が行われ、ようやく列車に乗り込むことにーー。

 運休した列車が多数だったので、乗り込んでくる乗客の数も凄い数である。ようやく臨時列車

に乗り込んで、先行の普通列車を追う徐行運転ながら、1時間ほどで砂川駅に着いた。

 滝川~深川間の除雪が遅れていて、砂川駅で1時間ほど待つーーという車内放送があった。

仕方がないので、じっと座って待つ。時々列車から降りて、砂川駅のトイレで小用を足しながら

 じっと待っている。幸い食べ物は幾つか持っていたので、それで腹を満たしながらひたすら待つ

。幾度か車内放送があり、もうすぐ車掌が運転再開しそうだというニュアンスの放送をするのだ

 が一向に列車は動かない。結局午後10時ごろになって滝川までは運行するという事になり、

列車は動き出した。

 滝川に着くと車内放送で、違うホームに停車している他の列車に乗ってから札幌へ引き返すと

いうような事を言っていたので、私は列車を降りて滝川に泊まる事にした。

 どうしても旭川に帰らなければならない用事があったからである。

滝川の街には、ドライブ途中の食事で立ち寄った事はあるものの、宿泊したことはない。

 ともかく今夜の宿を探さなければならないから、タクシーに乗り込み運転手さんに適当なホテル

を紹介してもらうことにした。その日は滝川で止む無く一泊したのである。

 翌朝、JR側から旭川へ向かう代替バスが用意され、旭川へと向かった。1時間30分ほどで

ようやく旭川にたどり着いた。高速道路は50キロの速度規制はあったものの、通行に支障は

 なかった。札幌から旭川へ向けての都市間バスは、その日も運休していたので札幌へ

列車で戻ってしまえば、次の日も旭川へ戻る事は出来ない。

 結果的に滝川で列車を降りて宿泊したことは、正解だった。5日の仕事を休む必要が無くなった

からである。

 翌朝、滝川まで列車で乗客を運んで、雪のために結局引き返さざるを得なかったJRに対する

「引き返すのなら、最初から列車を運休にすれば良かったのではないか!」という批判が報道

 されていたが、JR側も帰省客の強い要請があったから、無理に列車を運行させたわけで、

JR側を一方的に責める事は出来ない。

 東日本大震災の時にも感じたが、自然の前では人間というのは全く無力である。

人間の営みなど、自然からみれば取るに足らない小さなものに過ぎない。

 改めてそう感じてしまった。
by tramasato | 2013-01-06 21:22